82歳の工夫

地元会津若松市内のお得意様から留守電が。
オルチョのご注文だ。


このお客様は82歳の女性でお一人暮らし。

白髪が見事で

決して‘おばあちゃん‘や‘(お)ばーさん‘などは呼べぬご婦人だ。



その方から電話があるとちょっと嬉しい。

お一人暮らしでお話し好きなので行くとちょっとやそっとじゃ帰れない。
いつもおいしいお茶菓子を用意して待ってくれるのだ!


今日もそうだった(笑)
しかし、お話がおもしろくってワタクシもついつい長居してしまうのです。


オルチョというより、質のいいオリーブオイルに大層興味があったらしく
オルチョと出会い、とても喜ばれている。


『わたしね~イタリア料理なんてできないけど、それなりに使ってるのよ~』

『オタクサマの(ワタクシのこと)オリーブ使ってからマヨネーズがいらなくなったわ』

などとお世辞ではなくその喜びをワタクシに話してくれ励まし喜ばせてくれる。



『今日はこんなの作ったの』
煮物
と小鉢に煮物をだしてくれた。

牛蒡とこぶと干ししいたけのスライス、いりゴマをなべに入れて
酒もちょっと入れてひたひたの水で煮る。

やわらかくなったらこんにゃく、車麩を加えて味付け【醤油・みりん・赤唐辛子】し
更に煮て出来上がり。


小鉢に盛られた煮物はご飯持ってきて~というようないわゆるおかず煮物。
おばあちゃんの煮物~~~の典型的なお味。


ワタクシ、いやしいのですぐ箸をつけていただいたら、

ご注文の新品オルチョ瓶のふたが固いのでワタクシに開けさせて、
すかさずその小鉢にさ~っとオルチョをかけるではないか!


ワタクシびっくり~


『なにすんのよ!(心の中で)』ワタクシ。。。
これで完結した美味しさだから別にかけなくっても・・・・



と思いつつ、

ご婦人『食べてみて~~』と。



ワタクシ、恐る恐る~~~しかし!

なんと!めちゃくちゃうまくなってる!!!!


おばあちゃんのおかず煮物がワインバーの‘アテ‘に変身~~~
ワタクシ、ほんとうにぶったまげましたその味の違いに。


ご婦人
『わたしね~オタクサマのオリーブはこうやってなんにでもかけるのよ』
『生のオリーブオイルは最高ですもんね』

だって。


ワタクシ、ハハ~~と。


この方、少なくとも100歳までは元気でいられるような気がする。

オルチョも一役買うに違いない、と密かに思いながら帰ってきた。



82歳恐るべし!




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