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手作り品を愛でる

朝倉 玲子

『手作り品』はつくり手の人柄がでます。



料理であったり、衣類や小物であったり。。。

このロレンツォさんのワインは私が今までで味わった中でも一番のグレードに値するものと思っています。


北イタリア・ピエモンテ州は赤ワインの産地ですが、特にワインは
産地という名で隠れてしまう作り手です。

私は産地より、誰がどんな風に作ったものか?が重要といつも思います。


ロレンツォさんは本業は地質学者。ナショナルパークの監修などで多忙な方ですが代々ワイン醸造も手がけており今も息子さんと共に畑を維持しワインを造っています。


驚くのが畑の管理方法です。肥料は与えない。

そして一本の木から通常6-7房とるところを(フランス式の棚にしない仕立て方)彼は2-3房しかとりません。
潔く、間引きする。


しかも下草は刈らず自然栽培です。

(アサクラ農園と一緒、というより彼の指導を受けております)


畑の中には50年以上全く機械を使わず手作業のみで管理しているところもあります。だから土はふっかふか!


産地ですから、周りの畑と比べるとまったく違う景色がロレンツォさんの畑。下草で青々とした大地に緑のブドウの葉がふさふさ~~


周りは白い石灰質の土地がむき出しになっている。

ブドウ畑も通常は下草をきれいさっぱりに刈り込むのが普通です。


無理をお願いしタンボロッジに2007年(かなりいい出来の年)のBriccoを持ち込みみんなで頂きました。


ロレンツォさんのワインを飲む時はちょいと緊張します。

少なくとも開封後一時間はそのままにし、もしくはデカンタがあるときはデカンテーションをし、ゆっくり赤ワインを目覚めさせます。

そしてグラスに注ぐ時も緊張!しずかに、ワインがびっくりしないようにゆ~っくり。空気に触れさせることを意識して注ぐ。


時間と共に風味・芳香が変化するのがよくわかります。

口に含むと至福の時。


あ~~~生きててよかった~~


ロレンツォさんがカンティーナで仕込んでいる姿、そしてブドウ畑を手入れしている姿が蘇ります。


とてもやさしく品があり、しかも知的~~

彼のワインを飲めばすぐそれがわかります。


ロレンツォ・コリーノのワインを日本で飲めるのは奇跡と思っています。
ロレンツォ
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